SSL化(https)しないとどうなるか:Chromeの表示と検索の扱い
確認日 2026年10月17日
SSL化(https 化)は、ホームページとそれを見る人の間の通信を暗号化することです。https になっていないページを Chrome で開くと、アドレスバーの左に「情報」または「保護されていない通信」の印が出ます。
Chrome のヘルプでは、この印について、サイトとの間で送受信される情報が何者かに見られたり変えられたりする可能性がある、と説明しています。問い合わせフォームのあるホームページは、https にしておくべきです。
Google 検索の順位については、Google は2014年に HTTPS をランキングのシグナルとして使うと発表しました。ただし当時から、影響は全体の検索の1%未満で、重みは非常に小さいと説明していました。
2026年9月更新のページ エクスペリエンスの説明では、順位に使うページ エクスペリエンスの要素は Core Web Vitals(表示の速さなどの指標)です。それ以外の要素は、順位の上昇に直接つながらないとしています。
| よくある疑問 | 公式の説明 |
|---|---|
| https にしないとどうなるか | Chrome のアドレスバーに「情報」または「保護されていない通信」の印が出る。Chrome のヘルプは、送受信される情報が見られたり変えられたりする可能性があると説明している |
| https にすると順位は上がるか | Google の説明では、順位に使うページ エクスペリエンスの要素は Core Web Vitals で、それ以外の要素(安全な配信を含む)は順位の上昇に直接つながらない |
| https にするとき気をつけることは | http の URL から https の URL へ、恒久的なリダイレクト(301 など)をかける。https のサイトも Search Console に登録する |
旭川の建設会社のサイトはどうだったか
旭川市に本店がある建築工事業の会社から無作為に選んで、公式サイトが見つかった14社を調べたところ、14社すべてが https でした(2026年10月17日)。少なくともこの14社では、https は当たり前の状態になっています。
Chromeの表示
Chrome は、サイトとの接続が安全かどうかを、アドレスバーの左側のアイコンで示します。Chrome のヘルプ(パソコン版)では、アイコンを次の段階で説明しています。
| アイコンの表示 | Chrome のヘルプの説明 |
|---|---|
| 情報、または保護されていない通信 | サイトはプライベート接続を使用していない。送受信される情報が、何者かに見られる、または変更される可能性がある |
| 保護されていない通信、または危険 | このページでは個人情報を入力しないように。できればサイトを使用しないことを勧める |
https でないホームページは、少なくとも1段目の表示になります。
Google検索での扱い
Google は、ページ エクスペリエンス(ページの使いやすさ)を自分で見直すための問いの一つに「ページは安全な方法で配信されていますか」を挙げています。ただし、よくある質問では、ランキングに使われるのは Core Web Vitals で、それ以外のページ エクスペリエンスの要素は検索結果での順位の上昇に直接貢献しないと答えています。
https は、順位のための対策というより、見る人が安心してページを使えるようにするための前提と考えてください。
httpからhttpsに移すときの手順
http から https に変えると、ページの URL が変わります(URL が変わるときの手順)。Google の「サイトを移転する方法」では、URL が変わる移転の例に http から https への変更を挙げています。
- http の各ページから、対応する https のページへ、恒久的なリダイレクト(301 や 308)をかける
- サイトの中のリンク、canonical(そのページの正しい URL を示す指定)、サイトマップ(ページの URL を並べたファイル)を https の URL に直す
- https のサイトも Search Console に登録して、数字を確かめる
http で開くと https へ転送されるか(建設会社44社)
旭川市・札幌市・静岡市の建設会社44社のサイトを、http:// から始まるアドレスで開きました。恒久的なリダイレクト(301)で https に移ったのは、44社中26社でした。
| http で開いたとき | 社数 |
|---|---|
| 恒久的なリダイレクト(301)で https へ移る | 26社 |
| 一時的なリダイレクト(302)で https へ移る | 7社 |
| 転送されず、http のまま表示される(https でも開ける) | 10社 |
| 転送されず、https では開けない(証明書がサイトの名前と合わない) | 1社 |
Google のリダイレクトの説明では、一時的なリダイレクト(302 など)のとき、Googlebot は転送先をたどります。ただし、転送先が正規の URL だというシグナルには使いません。https に移したまま戻す予定がないなら、恒久的なリダイレクト(301 か 308)にします。
出典
- Google 検索セントラル「ページ エクスペリエンスが Google 検索の検索結果に与える影響について」(最終更新日 2026-09-25): https://developers.google.com/search/docs/appearance/page-experience?hl=ja
- Google 検索セントラル「サイトを移転する方法」(最終更新日 2026-09-11): https://developers.google.com/search/docs/crawling-indexing/site-move-with-url-changes?hl=ja
- Chrome ヘルプ「サイトの接続が安全かどうかを確認する」(パソコン版): https://support.google.com/chrome/answer/95617?hl=ja&co=GENIE.Platform%3DDesktop
- Google 検索セントラル ブログ「ランキング シグナルとしての HTTPS」(2014年8月): https://developers.google.com/search/blog/2014/08/https-as-ranking-signal?hl=ja
- Google 検索セントラル「リダイレクトと Google 検索」(最終更新日 2026-04-17): https://developers.google.com/search/docs/crawling-indexing/301-redirects?hl=ja
- 旭川市の建設会社の公式サイトの記録(2026年10月17日、14社)
- 3市の建設会社44社の http での応答の記録(2026年10月17日)